Costume jewelry designer
Mari Takigawa
<受賞歴>
2015 ビーズビエンナーレ(トーホー株式会社)特別賞 渡辺マリ賞 受賞
コスチュームジュエリーアワード ジャパンウェディング部門 佳作 受賞
2017 ビーズビエンナーレ(トーホー株式会社)佳作 受賞
<展示歴>
2008 グランラセーレ・レガロ(熊本市結婚式場)にてウェディングジュエリーオーダー&展示
2009 「Tmode」(フランス、パリ)に出展、パリギャラリー(フランス、マレ地区)に出展
2010 町家ギャラリー立山(熊本県人吉市)にて限定展示販売
三本松ロイヤルホテル(香川県東かがわ市)にてコスチュームジュエリー展
2011 IL MERCATOに出展(銀座幸伸ギャラリー)
2014 谷人たちの美術館(熊本県阿蘇市)に出展
2015年 ビーズビエンナーレ(トーホー株式会社)
審査員特別賞 渡辺マリ賞 受賞
2015年 コスチュームジュエリーアワード2015
ジャパンウェディング部門 佳作 受賞
幼少の頃より、私にとってアクセサリーは身近なものでした。
私の母は、独学で考案したビーズを立体的に組み合わせ、ブローチや指輪、イヤリングなど様々なアクセサリーを作りました。
いつからか色んな所で教室をもつようになり、毎日レッスンの日々を送っていました。
私が25歳(2005年)の時突然、母が末期の胃癌であることが発覚しました。
◎母の実績
TKU西日本文化サークル、NHK熊本、RKK熊本、メガネのヨネザワ、手芸マキノ、サンリブ水前寺など様々な場所で指導、結婚式場でドレスに合わせたアクセサリーを専属で作る、福岡の伊勢丹 (当時)やブティックでの販売、熊本シティオペラの歌姫のネックレスを製作 etc
◎母の存在
「継げばいいのに、、、継げばいいのに、、、器用だし、素質があると思うよ」と学生時代、OL時代にも度々母から言われていました。
でも私にはまったくその気はありませんでした。
結婚を機に生まれ育った熊本から香川に嫁ぎ、何か仕事をしたいと思っていましたが、状況がなかなか許さず、アクセサリー作りを始めることにしました。
◎母を喜ばせたい
母の手術が成功してから再発するまでの4年間、ほぼ毎日アクセサリーを作りました。遠方だったので、熊本まで送付し、直すところをチェックしてもらう。それを繰り返し、自分でデザインすることもできるようになりました。母が再発しないように願い、少しでも喜ばせたいと、その4年間の間に青山や銀座、結婚式場、ホテルでの展示、パリへの出展など次々と新しいことに挑戦することが叶いました。
◎挑戦
母の病気が再発し、ますます深刻化していく中、私は母に「お母さんの技術は私が継ぐから!」と伝え、母もとっても喜んでくれました。
それから本格的に挑戦することを決め、新たな挑戦が始まりました。
◎自分の夢に
ありがたいことに母には10年来の生徒さんが沢山いましたので、その方たちにちゃんと継いだという証を見せたい、と賞にも挑戦しました。
そして、光栄なことに2015年広島のビーズビエンナーレにおいて渡辺マリ先生による審査員特別賞をいただくことが叶いました。
母に直接伝えることはできなかったけれど、きっと喜んでいるはず。
結婚式で母が作ってくれたアクセサリーは私の宝物です。
私も女性が輝くお手伝いがしたいという想いでアクセサリー作りをしています。
一つずつ真心を込めて。。。
Mari Takigawa